多くの自閉症の子どもたちが直面するのが、偏食の問題です。これには様々な原因があり、感覚過敏が大きな要因となっています。我が家には、自閉スペクトラム症の10歳小学生がおり、感覚過敏の特性があります。1歳児ごろまでは様々な物を食べられていましたが、1歳過ぎた頃から食事の選択肢が狭くなり、栄養の偏りがあり、ちゃんと成長していくのだおうか?と親として悩みの種でした。
息子と関わる中で分かったことは…
- 調理した物は冷めると食べす、出来立てを好み、冷めた場合はレンジで温めが必要
- 食事する場所は慣れた落ち着ける場所を好む(自宅、車内、学校、療育先など)
- 信頼関係が築けている人なら食べる(母、父、学校先生、療育先の職員)
- 食器は基本的に同じ物が好み、スプーンはメラニン素材が限定
いろんな条件が揃わないと食べないことにつながり、一時期、ヨーグルトしか食べないということがありました。こんな食事量でちゃんと体が大きく成長していくのかとても不安でした。時間が経ち再び食事を摂れるようにはなり、身長は平均より高め、体重はやせ型でしたが、それなりに成長をしていきました。
現在食べられている物は…
- 調理した物⇒鮭ご飯(鮭、ピーマン、しらす)
- そのままでいける物⇒バタースティックパン、ドーナツ、スナック菓子
まとめ
親として、我が子には好き嫌いなく、色んな食材を摂り、健康的に育ってほしいと誰もが願うものです。食事に関しては悩んでいる方はたくさんいますが、私が声を大にして言いたいことは食事が過剰な偏食であったとしても、子どもは大きくなるということです。ただし、定期的に受診している先生からは成長するにつれて、今後、成人病には注意が必要と助言されています。我が家の工夫としては主食の鮭ごはんに野菜をバレないように入れ込むことで、少量ではありますが野菜の摂取しています。また同じ物を食べるブームなどはありますが、パンの食べれる種類も少しずつ増えています。過剰には期待しすぎず、食べれる物が増えたらラッキーくらいで気楽に気持ちを保ちながら、関わっていきたいと思います。
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